胸部症状には、①心臓由来 ②肺由来 ③食道由来の3つに大別されます。
当院で遭遇する食道由来の病変は、おもに以下の2病態です。
(A)腫瘍
(B)炎症
(A)であれば、内視鏡切除または手術の選択肢となります。
(B)であれば、ご自身の胃酸や胆汁酸による影響か、あるいは、他院で処方されている内服薬に伴う食道炎なのかを判断しなければなりません。
内視鏡のないクリニックで、胃薬で漫然と加療されるも改善なく、当院へ受診するかたが多いです。
慢性的な胸部症状でお困りの方は、ぜひ当院にご相談してください。適切な診断・治療の提案をいたします。
内服薬による剥離性食道炎では、内服の中止および変更が必要となります。
①プラザキサ(抗凝固薬)内服患者、主訴:胸部不快感

中部食道に上皮の剥離を認めます。
②クロピドグレル内服患者、主訴:胸痛

下部食道に上皮の剥離を認めます。
③向精神薬内服患者、主訴:胸部違和感

中部食道に上皮剥離および壁肥厚を認めます。
④難治性GERDの患者、主訴:胸痛



食道全域に炎症性変化を認めます。