2ヶ月前に任意型検診で胃カメラをされて異常なしと言われた症例。
年明け早々、食べ過ぎなのか胃がいたいということで当院受診されました。
ストレスが背景にあり、機能性胃腸症などを考慮し、その処方のためには胃カメラを受けて頂く必要があり、胃カメラ検査を実施しました。

前庭部大彎に陥凹性病変を認めます。陥凹面は縦長で、”びらん”とよんでしまう先生がいるかもしれません。
ただし、その陥凹辺縁は癌特有の”星ぼう状”を呈していました。

NBI観察では、癌としての特徴を指摘できません。しかし、拡大観察してみると・・・

陥凹面を、水浸下に陥凹広げて、拡大観察してみます。
陥凹面には易出血性の癌血管が観察され、その周囲には、正常粘膜の下に水平進展像を疑わせる癌血管も見られます。

電気メスでマーキングし・・・

6分で完全切除完了し終了しました。
さて、病理画像ですが・・・

拡大内視鏡観察の読み通り、陥凹面のみに癌は露出しており、正常粘膜下に圧排性増殖を示しています。

癌の顔つきはHigh gradeでいつでも下に浸潤する準備ができているタイプでした。
当院の、精度の高い診断と最速の治療で、根治に至っています。
さあ、他院検診の内視鏡を取り寄せて、経過を見させていただきました。

2022年から病変の出現が確認されています。
このようなケースは多々ありますので、特にピロリ菌除菌をした患者さんは、
保険で胃カメラを受けることが可能です。
検診レベルの胃カメラ検査ではなく、ぜひ当院で胃カメラを受けてみてください。進行胃癌になる前に見つけ出し、切除します。
特殊光NBIを駆使し、超早期で胃癌を見つけ出すことが、我々内視鏡医の責務だと感じています。
当院では
#苦しくない内視鏡
#進行癌の撲滅
をかかげ、他の医院ではやらないような様々なテクニックや工夫をしながら、内視鏡業務に励んでおります。
今後も悪性腫瘍早期発見・治療できるよう努めてまいります。