検診胃カメラで見逃された早期胃癌の1例

年明け早々、食べ過ぎなのか胃がいたいということで当院受診されました。

ストレスが背景にあり、機能性胃腸症などを考慮し、その処方のためには胃カメラを受けて頂く必要があり、胃カメラ検査を実施しました。

前庭部大彎に陥凹性病変を認めます。陥凹面は縦長で、”びらん”とよんでしまう先生がいるかもしれません。

ただし、その陥凹辺縁は癌特有の”星ぼう状”を呈していました。

NBI観察では、癌としての特徴を指摘できません。しかし、拡大観察してみると・・・

電気メスでマーキングし・・・

さて、病理画像ですが・・・

拡大内視鏡観察の読み通り、陥凹面のみに癌は露出しており、正常粘膜下に圧排性増殖を示しています。

さあ、他院検診の内視鏡を取り寄せて、経過を見させていただきました。

2022年から病変の出現が確認されています。

特殊光NBIを駆使し、超早期で胃癌を見つけ出すことが、我々内視鏡医の責務だと感じています。