当院では、消化管異物除去もよく行っております。
①義歯の誤飲
②魚の骨
③PTPシート(薬のケース)
④アニサキス etc
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今回は、アニサキス除去についてご紹介します。
アニサキスによる胃痛は、I型アレルギーと言われています。
アニサキスを胃の中で除去できないと、小腸に落ちていったとき、穿孔・膿瘍を起こし緊急手術となりうる病態に移行します。
・季節を問わず、夏:カツオetc 冬:サバetc
・経口摂取後、10時間以内に発症
・60度60秒の加熱、-20℃24時間以上で死滅
・もし仮に飲食店で発症した場合は、食品衛生法に基づき24時間以内に届け出が必要
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内視鏡で摘出後は、ステロイドと抗アレルギー薬を数日間内服していただきます。
私が気仙沼で勤務した時代には、1回のアニサキス除去で12匹摘出したこともあります。
生魚を食べて、胃痛が出た際は、当院へ是非受診してください。