見逃されやすい胃癌の部位には
①上部小弯のScope裏
②角部の後壁の接線方向
③除菌後の粘膜におけるF線の境界
④上部大彎後壁
この4箇所は、当院で入念に観察しております。
今回紹介する症例は①の上部小弯のScope裏に隠れる早期胃癌です。
ちなみに10年前他院で胃カメラをトラウマになり、以後胃カメラは避けていた症例です。

カメラの周辺にうっすら発赤調の領域を認めます。食道裂肛ヘルニアも併発しており
近接してみると・・・

9時の方向に陥凹性病変を認めます。拡大観察で範囲診断をすると・・・

癌の水平伸展を認め、

マーキングをして、癌の範囲を判定していきます。
その結果、0-IIb+IIc(平坦領域>陥凹領域の広い癌であることが判明しました)病変でした。
筋層を損傷しないように、かつ、筋層直上で切除(取り残しのないように)しました。

切除時間は約25分で終了、術中術後合併症なし、治癒切除症例です。
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当院での過去3年治療実績に関して、穿孔0% 後出血0%と非常にいい治療成績を残しています。
私自身の勤務医時代の早期癌約2000名の治療実績は、穿孔0%、後出血数名程度です。
早期胃癌であれば、入院せず、日帰りで根治できる時代に突入しました。
見逃しのない・苦痛のない・胃癌専門医による内視鏡を受けましょう。
#進行癌撲滅
#苦痛の少ない内視鏡