当院で、なぜ微小胃癌(5mm以下)の発見率が高いのか?
大きくなってから見つけることは、どの内視鏡医でもできると思います。
内視鏡専門医としては、いかに小さい状態で見つけ出すか、腕の見せ所だと思います。
進行しないうちに内視鏡で切除でき、麻酔時間・治療時間も短いため、患者のためになるからです。
当院では、色差を利用した胃癌の発見方法に力を入れており、毎月多くの胃癌の治療をしております。

3週間前に生検した後が残ってしまっていますが・・・
一般的な内視鏡医は通常光を使った観察では、このような”色調の変化のない”+”平坦な病変”を見つけることは困難です。

ガンを見つけやすくするNBIモードでしっかり観察すると、癌(茶色)+周辺(緑色)として視認されます。

拡大観察では、WOS(腫瘍が分泌する脂)の付着した、腸型の低異型度癌であることがわかります。

図のようにマーキングしました。
解剖学的に胃角部(胃の真ん中で折り曲がりの強い場所)にあり、胃が大きい人は近接切除が難しいぶいです。
本症例もそのパターンのため、早めにトラクションデバイス(病変を牽引するテクニック)を併用します。


今回は、クリエートメディック株式会社のトラクションデバイス「エンドシリコーンループバンド」を使用しました。

病変を反対側に牽引すると、切除すべきラインを確保することが可能となります。

近接切除困難症例でも、当院では様々な器具を用意してますので、治療時間は11分で終了しております(一般的に30〜60分)かかると思います。
治療時間が早いということは、術者の技術面を反映することと、患者への麻酔や身体的負担の軽減につながります。
早期胃癌で内視鏡治療が必要だけど、入院したくないという方は、当院への紹介していただければ幸いです。
過去3年治療実績に関して、穿孔0% 後出血0%と非常にいい治療成績を残しています。
私自身の勤務医時代の早期癌約2000名の治療実績は、穿孔0%、後出血数名程度です。
#進行癌撲滅