吐血を主訴に見つけた肺癌の一例

最近うがいをすると血の味がするということで受診されました。

近医の歯科医では異常なしといわれたようです。

まずは、両鼻腔ともに挿入し、出血源なしを確認しました。

続いて、上咽頭にも出血源となる器質的疾患を認めず。

下咽頭後壁に血糊を発見し、NBIにきりかえて観察に切り替えました。

通常観察ではわからなかった、ヘモグロビン成分(茶色見える部位)が散見されました。

この下咽頭で、あえて故意的に咳払いをしてもらうと、気管支からヘモグロビン成分が排出されることを目視で確認しました。

いわゆる、喀血(呼吸器からの出血)です。

※吐血(消化管からの出血)。

後日、CTを施行し、肺癌が見つかり、Opeとなりました。

消化管出血であれば、その場で止血処置を行います。(内視鏡処置を得意としておりますので)

一方、呼吸器疾患を疑う場合は、竹田綜合病院でCTを取りに行っていただき(当院でCT予約します)、結果を当院で説明します。