新年一例目!人工肛門回避に成功した直腸癌の内視鏡切除の一例

便潜血反応陽性の精査目的に当院を受診されました。

肛門から内視鏡を入れてすぐの下部直腸に、隆起性病変を認めます。

送気・脱気で腫瘍の硬さを確認してみると、浸潤癌らしき所見は認めず。

しっかり、空気を入れて、全体像を確認すると、内腔を1/4占めていることがわかります。

NBI拡大で、大腸癌であることを確認。

上図の如く、腫瘍辺縁にマーキングをおき、腫瘍サイズが大きいため、ポケット法による切除を選択しました。

腫瘍の遠位側に、メスをいれて、粘膜下層を充分トリミングします。

下が筋層、上が腫瘍です。遠位側の切開部位まで開通したら、両側を電気メスで外してあげると・・・

最後に、医療用のクリップで創部を縫縮し終了しました。

病理結果は、内視鏡治療による根治がえられています。

この部位は、手術であれば、人工肛門増設となりうる部位です。内視鏡治療が成功し本当に良かったなと感じた一例です。