2025年5月よりオリンパスさんから、大腸内視鏡検査時に使用する処置具「ENDOCUFF VISION(エンドカフビジョン)」が発売され、早速当院で導入させていただきました。
以前から当院で導入していただキャップ、”エンドウィング”は以下のような形をしています。

透明で、アームは6本、アームの幅が広く、硬さは柔らかめです。
今回導入したエンドカフヴィジョンは以下のような形をしています。

色は緑と紫(内視鏡の種類で使い分けます)で、アームは8本、アームの幅は細めで、硬さは比較的コシがあります。
特徴としては、
1. 粘膜内のひだを平らにして視野の確保をサポートすることで、より質の高い検査に貢献します
2. 内視鏡の位置が安定することで、操作性の向上や手技時間の短縮に寄与します。
当院では、患者さんによって、使い分ける予定です、
毎日下剤を使用している患者さんの大腸粘膜は、張り(テンション)がなく、フニャフニャの状態のかたが多いです。
このような患者さんに、エンドカフ(新型)を使うと、エンドウィング(従来型)と比較し
8本のアームとコシのあるアームで、ヒダ裏をめくりやすくなる印象を受けました。



上図の如く、フニャフニャな大腸粘膜をしっかり伸ばし、固定してくれるので、用意にポリープ切除が可能となっています。
当院では、常によりよい処置具を導入し、安全で的確な検査・治療を受けていただけるよう、内視鏡関連の環境整備に力を入れております。