有茎性の大腸ポリープは、しばしば、内視鏡切除時に、大出血を起こします。
術中画面が真っ赤になり、視野確保が困難になることもあれば、異時性(1週間以内)に出血を起こすことが知られています。
茎の内部に太い動脈と静脈が、ポリープを栄養しているためと認識しております。
そのため、従来法では、
①当院ホームページにも掲載している留置スネアと呼ばれる輪っかで、ポリープを締め上げて、通電する方法
②ポリープ基部を大きいクリップを打ち込んで血流を遮断し、通電する方法
今回紹介する新しいテクニックは、いたってシンプルですが、当院では、いまだ1例も出血なく施行できております。

有茎性ポリープに対して、局注することなく、スネアリングします。

このまま5分スネアで絞扼し続けます。

1分後の画像です。ポリープがうっ血し始めます。

3分後の画像です。ポリープは紫色に変色します。

5分経過し、いざ通電し切除します。

切除後の断面です。まったく出血なく、安全に切除可能。
いつの日か論文化されることを期待してます。