ビブラマイシン(一般名:ドキシサイクリン塩酸塩水和物)とは、グラム陽性菌・グラム陰性菌をはじめクラミジア属の細菌に対しても幅広く抗菌作用を発揮するテトラサイクリン系の抗生物質です。
皮膚科の診療においては、主に炎症を伴うニキビの治療などに用いられます。
日本皮膚科学会の尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017では炎症を伴うニキビの治療に内服抗菌薬の使用が推奨されていますが、中でも一番強く勧められているのはビブラマイシンです。
今回、他院皮膚科でニキビ治療で投薬されたビブラマイシンによる食道炎を紹介します。
主訴は嚥下痛、嚥下時胸部違和感です。



心臓真裏の部位で、若干ピントがぶれてしまいましたが、中部食道に散見する潰瘍性病変を認めております。
内服の際に、十分な水分摂取不足が原因と思われます。
ビブラマイシンや骨粗鬆症のビスホスホネート製剤を内服の方は、内服後しっかり水分摂取をするように心がけてください。