体のかゆみから超音波内視鏡検査で発見した中部胆管癌の一例

1ヶ月前から皮膚そう痒感を自覚され、当院を受診されました。

身体診察上、乾燥肌や蕁麻疹を疑わせる所見は認めませんでした。

そこで、

・腹部超音波より精度が高く

・CTと比較し精度に引けを取らず、被爆しない

当院で”超音波内視鏡検査(胃カメラ先端から超音波を出すことで、より臓器に近接して観察できる検査)”をする方針としました。

胆嚢内に貯留する”胆泥”を認めます。

胆泥を認めた場合要注意で、胆汁の流れが滞ると認められることが多いです。

肝門部に腫大リンパ節を認め、胆嚢から総胆管を追っていくと、中部胆管の壁肥厚を認めました。

膵臓方向へ観察を進めていくと、膵臓上縁の胆管に内腔発育型腫瘍を認めました。

周辺リンパ節腫大と超音波内視鏡所見から、中部胆管癌の診断で外科的切除目的に紹介としております。