プレショックから離脱に成功した、動脈出血性胃潰瘍の止血症例

黒色便(胃の症状はなし)を主訴に受診、眼瞼結膜は貧血様で、血圧は100以下かつ頻脈を呈しており、ショックの前駆段階でした。

早めに輸液負荷をした上で、消化管出血の可能性を説明し、当日緊急胃カメラを施行しました。

胃角部前壁に露出血管を伴う動脈性出血(拍動性)を認めました。

当院の最新鋭の止血モード(RDIモード)に切り替え、処置を開始。

通常光で止血を行うと、画面の赤みが強くなり、責任血管の同定が困難になる傾向にあります。

このRDIモードを駆使すると、的確かつ迅速に止血処置が成功します。

この方は、ピロリ菌による潰瘍形成のため、後日、創部が落ち着いたところで、ピロリ菌除菌を行い、潰瘍予防・胃癌予防につなげる予定です。