
胃の下部の病変です。通常観察では、局在診断が困難な症例です。
さて、どこに病変があるでしょうか?

TXIモード(色と凹凸を強調するモード)に変えるとようやく、隠れていた胃癌が視認できるようになります。

今回の病変は、NBIモードより、上述したTXIモードのほうが癌の視認がしやすい病変です。
ただし、癌の範囲診断は、NBIのよる拡大観察が優れています。

拡大観察すると、やや凹んだ部位(陥凹部)に一致して、領域(境界明瞭)のある癌がわかるかと思います。

電気メスでマーキングをして、わずか5分で内視鏡治療終了しております。


内視鏡治療エキスパートのクリニックであれば、胃癌の内視鏡治療(ESD)は入院せず、日帰り治療の時代が到来したと考えております。
症例数が溜まったら、データを出し、論文作成と学会発表を予定しています。
ピロリ除菌後の時代は、通常の観察では見逃される病変が多数存在します。
ぜひ、当院のような特殊光を主体とする内視鏡観察ができる医者に検査をしてもらうようにしてください。
早期発見およおび治療は、進行癌の撲滅に繋がります!
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