特殊光による色差でみつける6mmの早期胃癌シリーズ⑦;内視鏡治療は12分で根治しました。

通常光では、癌の指摘ができない状態と思われます。ピロリ菌除菌後ということもあり、病変は忍者のように隠れています。

TXIモード(色と凹凸を強調するモード)にかえるとようやく、隠れていた胃癌が、画面中央に視認できるようになります。

NBI拡大観察モード(倍率を上げて、癌の局在と範囲、組織型を確定させるモード)で、切除範囲をマーキングします。

呼吸変動が強く、微小癌ですが、少々時間がかかてしまいましたが、無事一括切除して根治となっております。

内視鏡治療エキスパートのクリニックであれば、胃癌の内視鏡治療(ESD)は入院せず、日帰り治療の時代が到来したと考えております。

症例数が溜まったら、データを出し、論文作成と学会発表を予定しています。

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