
胃の上部の病変です。通常観察では、局在診断が困難な症例です。
さて、どこに病変があるでしょうか?

TXIモード(色と凹凸を強調するモード)に変えるとようやく、隠れていた胃癌が視認できるようになります。胃癌のエキスパートでないと、まだ見つけられないかもしれません。

私の得意分野であるNBIモード(癌の8割は茶色、周辺緑色)では、一目瞭然、TXIモードより、さらに癌の局在が明瞭化されます。

拡大観察すると、領域(境界明瞭)のある癌がわかるかと思います。

通常観察にもどると、黄色の枠に病変があります。

電気メスでマーキングをして、わずか8分で内視鏡治療終了しております。


内視鏡治療エキスパートのクリニックであれば、胃癌の内視鏡治療(ESD)は入院せず、日帰り治療の時代が到来したと考えております。
症例数が溜まったら、データを出し、論文作成と学会発表を予定しています。
ピロリ除菌後の時代は、通常の観察では見逃される病変が多数存在します。
ぜひ、当院のような特殊光を主体とする内視鏡観察ができる医者に検査をしてもらうようにしてください。
早期発見およおび治療は、進行癌の撲滅に繋がります!
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