特殊光(NBI)による色差でみつける3mmの早期胃癌シリーズ④;内視鏡治療は3分で根治しました。

通常光では、全く病変を指摘できない状態と判断。

ピロリ菌除菌後ということもあり、病変は忍者のように隠れています。

上記3点を患者さんには、理解していただきたいと思っております。

TXIモード(色と凹凸を強調するモード)にかえるとようやく、隠れていた胃癌が、画面中央に視認できるようになります。

私の得意分野であるNBIモード(癌の8割は茶色、周辺緑色)では、一目瞭然、TXIモードより、さらに癌の局在が明瞭化されます。

NBI拡大観察モード(倍率を上げて、癌の局在と範囲、組織型を確定させるモード)で、切除範囲をマーキングします。

胃癌のESDも入院せず、日帰りの時代が到来したと考えております。

症例数が溜まったら、データを出し、論文作成と学会発表を予定しています。