GLP-1(リベルサス)
GLP-1は小腸から分泌されるホルモンの1種です。
GLP-1は肥満の方に少なく、痩せた方に多いホルモンです。以下、おもに4つの作用があります。
①食欲抑制 ②中性脂肪の取り込み阻害 ③胃の排出抑制 ④インスリンの分泌促進
糖尿病の治療薬として活躍している一方で、低血糖になりにくい効果が明らかになりました。
欧米ではGLP-1を主成分とした肥満治療薬としてFDAの認可を受けています。
このような方へおすすめ
- 運動や過酷な食事制限をせずに痩せたい(がんばったけど痩せなかった)
- 脂肪吸引に抵抗がある
- 仕事を休めない
- 周囲に内緒にしたい
太りにくい体に体質が変わる
肥満の人の方が、痩せている人よりもGLP-1の分泌量が少ない研究結果がでています。
GLP-1を投与することで、GLP-1の働きを痩せてる人と同様に活性化させ、脂肪を減らし、体重を落とすことで体内のGLP-1分泌量が増加します。
服用方法
1日1回、起床時ににコップ1杯の水で飲みます。服用後は最低30分間は一切飲食禁止です。
副作用
- 胃腸障害(嘔吐、吐き気、下痢、胸やけ)・悪心いった消化器症状の頻度が多いです。
- ごく稀に、重大な副作用として急性膵炎が報告されています。
料金
・3mg:7800円(30日分)
・7mg:17100円(30日分)
・14mg:25700円(30日分)
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
リベルサスは医薬品医療機器等法において、2型糖尿病の効能・効果で承認されています。しかし当院で行っている肥満治療目的の使用については国内で承認されていません。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内の承認薬を仕入れています。
国内の承認医薬品の有無
国内で肥満治療の効能・効果で承認されているGLP-1製剤はありません。
諸外国における安全性などに係る情報
GLP-1受容体作動薬の注射製剤が米国FDAで肥満治療薬として承認されています。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。